<観劇レポ③>MEAN GIRLS(ミーンガールズ)
MEAN GIRLSは見に行った方がいいよ!元気でるよ!とオススメされていた作品。
2018年の新作でミュージカル作品賞を含める合計12部門で最多ノミネートされ、そして1つも受賞をしなかった本作品・・・。
もともとは2004年にアメリカで制作されたリンジー・ローハン主演の同タイトルの映画が原作となっています。
まだ滅多にTKTSにも出ておらず、ロッタリーを狙うかどうするか・・・と思っていたところ土曜日のマチネだけTKTSに出ていたのを発見し、即買いしました。
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- 概要
- STORY
- わたし的評価
- 感想
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1.概要
〔劇場〕August Wilson Theatre(245 W 52nd St)
〔公演日〕火〜日(日・土は昼公演あり)
〔休演日〕月
〔公演終了日〕未定
〔受賞など〕2018年のトニー賞では、合計12部門でノミネート。
〔チケット〕:TKTSにて出ていましたが何%だったか覚えてないです・・・。
〔価格〕120.4$+6$(手数料)=126.4$
〔シート〕Orchestra seat S8
2.あらすじ
動物学者の両親を持つケイディは、ずっとアフリカで暮らしていましたが、16歳になってアメリカのシカゴの郊外に引っ越すことになりました。これまで自宅学習をし、学校に通ったことがなかったケイディは初めての学校生活に緊張気味に登校します。
なかなかみんなに馴染めず、浮いているケイディに話しかけたのはロック好き女子のジャニスとゲイボーイのダミアンという二人組でした。二人からは、学校には派閥があり、特に気をつけないといけないのは「プラスチックス(Plastics)」という校内アイドル三人組であると告げられます。
そんなある時、ケイディが食堂で男子生徒に絡まれているところをプラスチックスのボスのレジーナに助けられ、レジーナからプラスチックスの仲間にいれてあげてもいいと言われます。ケイディは戸惑いながらもジャニスに報告をすると、ジャニスはプラスチックスに加入したふりをして、レジーナの弱みを握ってきてほしいとケイディに言いました。それは、過去にレジーナにいじめられたという忘れがたい過去がジャニスにあったからです。
一方、ケイディは数学の授業で知り合ったアーロン(レジーナの元彼)に一目惚れをします。それを知ったレジーナは、アーロンとの仲を取りもつ事を条件にプラスチックスに入ることを決めましたが…
3.わたし的評価
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メッセージ性:★★★☆☆
英語の聞き取りやすさ:★★★☆☆
音楽の良さ:★★★★☆
ダンスの良さ:★★★★★
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4.感想
なんていうか・・・www
これぞ、アメリカのハイスクールを舞台にした女子の友情物語どや!!!!!!って感じですw
そもそもこの作品のポスターの三人組、主役のケイディではなくいじめっ子側のプラスティックスなんですよね。
それも面白く無いですか?
「素朴な田舎者が都会で友情を育むサクセスミュージカル」というのがウリでは無い、ということですね。
あくまでウリはプラスティックスの存在ということを象徴しているのでは無いでしょうか。
ストーリーは何も想像を裏切らない感じです。
終わりはきっと女子が仲直りしてみんなで楽しく歌って踊って終わるんだろうな、って見ててその通り終わる感じwww
ただ今回すごい良かったのは配役だと思います。
主役の少しダサいケイディは実はレミゼラブルのリバイバル公演でファンティーヌ役をやっていたErika Henningsen。今回の役とのギャップ!!半端ない。
そしていじめっ子役のレジーナは、あまり歌うシーンはないのですが、もう存在感が半端無いです。舞台に立っているだけで目がいってしまう。
仕草や話し方一つ一つがもはやイメージ通りの「いじめっ子代表」。期待を裏切りません。
色々調べてて面白かったのが、レジーナ・ジョージと云う役柄は、『ミーン・ガールズ』という作品の枠組みを超えて有名で、アメリカでは高級品で着飾って男性の注意を一身に受けるのが大好きで、人を傷つけることをなんとも思わない女性の代名詞として彼女の名前が使われたりするらしいです笑笑
あの子超レジーナじゃんやばいよねー、的な感じですかね😂😂😂
その他の出演者たちもはまり役すぎる。そしてあまりにも実力派すぎる。
想像を超えたこのはまり役の人たちが最高のパフォーマンスをしてくれるもんだからもう笑っちゃうくらい見ていて気持ちいいんです。
ストーリー性やメッセージの深さとかじゃなくてそれぞれのキャラクターと一人一人の質の高さが魅力的で、難しいことなんて考えずに楽しく笑って見ていられるザ・エンターテイメント的ミュージカルです。
デジタルを駆使したセットも良かったです。
アフリカ、レジーナの部屋、学校のカフェテリア、など一瞬で雰囲気をガラッと変えてくれます。最近はやはり増えてきましたね。デジタル照明によるシーン転換。
エヴァンハンセンやアナスタシアもそうだったな。そう考えるとなんで照明の賞をバンズビジットがとったんだろう。。。。謎ですね。
まぁそれは置いといて、きっとミュージカルビギナーの人もあらすじはなんとなく追えて、ダンスシーンは素直に楽しめて、レジーナが超悪役に徹してくれてるのを見てそれももはや笑える。なぜか嫌いになれない。
早速CDを買ってアイフォンに入れたのでNYを歩くとき聴いてます。
楽しいですよwww
会場には高校生くらいの学生がたくさん。
そして大興奮してました。幕間や、終演後もワーワーキャーキャーすごかったです。
アメリカの同世代の子たちにはどう見えてるんだろう・・・と気になるところです。
MEAN GIRLS、単純にSHOWとして最高のものを楽しみに行くならオススメです!