34歳女子夢追い日記。

自分の道をえらぶ。30代でキャリアチェンジ。リスタートを切ったばかりの私のまいにち。

<観劇レポ⑦>Be more chill

オフブロードウェイで人気が爆発し、千秋楽を迎えた1ヶ月後にはオンブロードウェイでの上演が発表された今年注目の人気作、Be more chillを観てきました。

エネルギッシュな役者さんたちのパワーで会場は笑いの渦に飲み込まれてました‼️

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  1. STORY
  2. わたし的評価
  3. 感想
  4. 概要

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1.STORY

舞台はニュージャージー州のとある高校。
この高校に通う主人公ジェレミーは、母親が家出をし父親と2人で暮らすという家庭環境から、人と接すること苦手で引っ込み思案な性格ですが、そんな彼にも密かに想いを寄せる人気者のクリスティンという女の子がいました。もちろん引っ込み思案のジェレミーは、想いを伝えるどころか話しかけることもできず、どうしたら彼女に近づけるのかひとり悩んでいました。

そんなある日、学校のいじめっ子がジェレミーに、日本で開発された「SQUIP(Super Quantum Unit Intel Processor)」という薬を飲めば、大好きなクリスティンに近づくことができると薬を勧めます。この薬を炭酸飲料水マウンテンデュー・グリーンと一緒に飲めば、カプセルの中に入っている小型スーパーコンピューターが脳を刺激して、自分でも考えれないような大胆な行動ができる、言い換えれば、今までの引っ込み思案な自分から脱出して、男女関係なく学校の”人気者”になれるということだったのです。最初は得体の知れない物体に疑っていたジェレミーですが、いじめっ子からの説明を聞くうちに次第と薬に興味を持ち始め、最終的には薬を購入することにしました。

早速薬を飲んだ次の日、今までの引っ込み思案のジェレミーが嘘だったかのように、明るく元気で誰とでも仲良く話す正反対の性格へと早変わりしたのです。そんな学校で注目される人物となり、男女からも人気がでてきたジェレミーは、次第に思考回路や行動がSQUIPに乗っ取られていき、人生が空回りし始めていくのでした..。

 

2.わたし的評価

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ストーリー構成:★★★★★

メッセージ性:★★★☆☆

英語の聞き取りやすさ:★★★☆☆

音楽の良さ:★★★☆☆

ダンスの良さ:★★★★☆

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3.感想

過去に50作品ほどブロードウェイミュージカルを観てきましたが今までいちばんぶっ飛んだミュージカルの最高傑作だと思いましたw

 

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あらすじを読んでいただくとなんとなく、「ふむふむ、そういう話もありそうね」くらいな感じなのですが、例えば主人公のジェレミーが恋するクリスティン。

学校の中の一番可愛い女の子といけてない引っ込み思案の主人公の恋が成功する話なのかと思ってたのですが、クリスティンのキャラの濃いことww

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表情、表現力、存在感ひっくるめてもはやコメディアンの領域です。

好きな人、この人なんだーーーwwwwっていう意外性。話が変わればこのクリスティンも周りに馴染めないキャラになり得るほど独特ですw

分かりやすく言うと、全力でパフォーマンスしている渡辺直美に恋してるような感じ、でしょうか。

 

そして、SQUIPという薬を飲んだ後にジェレミーを操っていく手法。

ジェレミー一人二役を演じる風に表現するのかと思いきや、SQUIPによりジェレミーを操る(他の人にはみえない)悪役が存在します。SQUIPの精みたいな役笑

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またこの悪役がイケメンでカッコつけで登場するごとに少しずつ衣装やヘアセットが変わっていて天井から出てきたりして、無駄にヒーロー風な雰囲気をまとっているのもツボ。

これは1幕ラストの曲なのですが、白い衣装をきているのがSQUIP役です。無駄にかっこいい。

 

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一見、三流コメディな設定なところ、これを見事にやりきっていて三流ネタが一流以上の底力を見せた作品に仕上がっている、という印象でしょうか。

それはやはり作品の構成と、役者の一人一人のスキルの高さが目立っていました。全員キャラが濃かったです。もちろんジェレミー・クリスティン・SQUIPが3トップですけどねw

 

出演者は多くないので、役名付きの役者さんがいろんなシーンでアンサンブルをこなします。

オフブロードウェイ上がりならではの工夫でしょうか。

ちなみにSQUIPは日本製という設定なので、歌詞の中に「Made in Japan」という歌詞がよく出てきます。

日本のイメージって・・・・どう捉えてるんだろうw

からしたらこういう薬は北朝鮮とかフィリピンとかで作られてそうですがw

 

音楽は少しテクノっぽい音楽を入れて、ダンスもPerfumeの軽い版みたいな振りが入ってます。ブロードウェイではあまり観ない感じでした。Perfumeを知ってる日本人からするともっと振り切っちゃってもいいんじゃないかとも思いました。

 

 4.概要 

〔劇場〕 Lyceum Theater(149 W 45nd St)

〔公演日〕日〜水・金土(水・土は昼公演あり)

〔休演日〕月

〔公演終了日〕未定

〔主な出演者など〕

主演のWill Rolandは、Dear Even Hansenのオリジナルキャストをしており、2年前にその作品で見ていました!

〔チケット〕:TKTSにて50%OFF

〔価格〕89.50$+3$(手数料)=92.5$

〔シート〕Orchestra B112

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きっとTONY賞のノミネートもたくさん入ってくるでしょうね。

作品賞、主演男優賞、助演男優賞助演女優賞、演出、照明、音楽、コレオ、あたり。

 

楽しみです❤️