<観劇レポ⑥>Tootsie(トッツィー)
平日はひたすら10個くらいのミュージカルのLotteryに参加していて、
やっと2つ目のLotteryに当選しました!
作品は、Tootsie。3月29日にオンブロードウェイでオープンしたばかりの新作コメディミュージカルです。
こちらの作品は、もともと映画が題材になっていて、 ハリウッドスターのダスティン・ホフマンが女装で主演を披露し、人気となった1982年公開のコメディ映画です。
初登場した週末興行収入で約6億円、1982年の興行収入ランキングで第2位の約200億円まで売り上げ、同年公開の映画「E.T.」の次に功績を叩き出した大ヒットコメディ映画です。
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- STORY
- わたし的評価
- 感想
- 概要
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1. STORY
舞台は1980年代のニューヨーク。
そこで、俳優として活動をする40歳のマイケル・ドーシーは、一流俳優を目指すも、自分の演技へのこだわりと完璧主義な性格から、どの作品に演出しても演出家と揉め、業界からはトラブルメーカーとして有名でした。そんな彼は勿論、俳優一本では生計を立てることができず、新人役者に演技指導をしたり、レストランでウエイターとして生活をしていました。
そんなある日、マイケルの教え子である女優のサンディ・レスターが、病院を舞台にした昼ドラマのオーディションを受けたいとマイケルに相談します。マイケルは必死になってサンディに演技指導を行いましたが、サンディはオーディションに落ちてしまいました。しかし、納得のいかないマイケルは、プロデューサーに文句を言いに行きますが、相手は全くマイケルのことを相手にしません。そこで、翌日マイケルは女装をし、“ドロシー・マイケルズ” としてそのオーディションの会場に乗り込み、なんと女装姿で病院理事・エミリー役に合格してしまったのです。会場すべての人間がマイケルを女性だと思い込み、さらに、そこで出会った看護師役のジュリー・ニコルズにひとめぼれしてしまったマイケルは、女装のまま撮影に臨むことになりました。
ドラマは問題なく公開され、マイケルは “ドロシー・マイケルズ”として一気に大人気スターへの道を駆け上りました。しかし、どうしてもジュリーへの恋心を諦めきれないマイケルは、自分が女だと完全に信じ切っているジュリーに、本当は男だと打ち明けたくなります。しかし、ジュリーの父レス・ニコルズやドラマの医師役のジョン・ヴァン・ホーンに告白されたり、家に押しかけられたりと、なかなか女装ドロシーの存在を断ち切る事ができません。
女装の生活に限界がきたマイケルは、超人気番組となったドラマの公開生放送で自分の本来の姿を打ち明けることを計画します。
果たして、生放送での暴露の結末は、ジュリーとの関係の行く末はいかに…。
2.わたし的評価
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メッセージ性:★★☆☆☆
英語の聞き取りやすさ:★★★★☆
音楽の良さ:★★★☆☆
ダンスの良さ:★★★☆☆
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3.感想
この作品は、ひとえに主演のマイケルドーシー(男の時の本名)とドロシーマイケルズ(女装した時の名前)の一人二役が見どころのミュージカルです。
女装するときはちゃんとブラもしてタイトなワンピースをきています。
声も1オクターブ高く、歌うときも女性のような声で歌います。
男性になったときはその服を全部脱ぎ捨ててジーンズにシャツ。
話し方、声から仕草まで全くの「男」に戻ります。
そのギャップがとても面白いです。
マイケルドーシーを知っている人、ドロシーマイケルズしか知らない人がそれぞれ訪ねてくるので、主演のマイケルはてんてこ舞いですw
家にいても、女装したまま同居人の脚本家と話をしていると、サンディが訪ねてきて必死に着替えて男性の姿に戻ったり、時にはバレてしまったりしながら・・・とにかくてんやわんやなシーンが盛りだくさん。
自分で起こしたことなのに思っていたよりドロシーマイケルズが有名になってしまい人からの信頼を得てしまい、そのキャラクターに翻弄されていくのです。
その中で自分をドロシーマイケルズとして信頼してくれるジュリーに恋をしますが自分の正体をなかなか開かせないマイケル。
最終的には公開生放送で自分の正体を言うのですがわたしだったら、本当に最悪のタイミングで暴露しやがったなwって思ってしまいます。
だってずっと夢見た公演の放送でプライベートなカミングアウトをして、プロモーションを邪魔してるんですよwあり得ない。
それで、ジュリーも大激怒しますが最後のシーンではマイケルを受け入れるかのようなシーンで幕を閉じます。
うーん。イケてないなーマイケル。別に舞台裏でいいじゃん。ってわたしは思う。
まぁちょっとそこが重要なわけではないですが、このミュージカルはJUST FUN!!!なコメデイミュージカル!以上wって感じです。
見ていて楽しめてスッキリ。難しいこと考えずに笑える明るく楽しい作品。
コメディは作品によっては英語が全然聞き取れず完全に置いてけぼりを食らうのですが、本作品はそんなことありませんでした。とてもわかりやすいです。
(ウェイトレスとか結構きつかった。。。)
ダンスシーンや歌のシーンも豊富でとても楽しかったですが、あまり印象に残る曲があるわけでもなく、やっぱり残ってるのはマイケルの一人二役の演技ですね。
4.概要
〔劇場〕 Marquis Theater(210 W 46nd St)
〔公演日〕日〜水・金土(水・土は昼公演あり)
〔休演日〕木
〔公演終了日〕未定
〔主な出演者など〕
主演のサンティノ・フォンタナは、ブロードウェイ版「シンデレラ」でトニー賞主演男優賞にノミネート。さらに映画「アナと雪の女王」ではハンス王子の声を担当しました。
また作曲は先日紹介したもThe Band's Visitの作曲を手がけたクリエイターです。
〔チケット〕:Lotteryにて当選!
〔価格〕42.0$+3$(手数料)=45$
〔シート〕Mezz D101