<観劇レポ⑨>The PROM
LGBT問題を取り上げた高校生の青春物語かと思いきやそれだけにとどまらなく、良い意味で裏切ってくれた本作品。
TONY賞のノミネートが先日ありましたが、本作品ベストミュージカル賞や主演男優賞、主演女優賞は5名中2名がプロムからノミネートされています。
合計7つの賞でノミネートされた本作品。
最後には心の底から湧き上がる感情が涙になって溢れ出てきたーっていう最高の作品でした。
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- STORY
- わたし的評価
- 感想
- 概要
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1.STORY
セクシュアルマイノリティー(LGBT)を乗り越えるレズビアン高校生の物語
このストーリーは前に進みたくても過去の栄光にすがりつき、もう一歩先に行けない大人たちと、社会の厳しさの中で自分たちの愛を貫こうとする高校生の話が同時に展開されます。
ブロードウェイで活躍を夢見るも酷評を受けた2人の役者、20年続けたCICAGOのアンサンブルを辞めたばかりの元役者、ジュリアードを卒業したにもかかわらず鳴かず飛ばずのシンガー4人が自分たちの再建をかけて何か注目を浴びようとネタ探しをしたところ、Twitterで見かけたレズビアンの高校生、エマの存在を知り、インディアナに渡るところから始まります。
エマと彼女のアリッサは、学年の最後に開かれるダンスパーティー「プロム」に2人で参加しようとしますが、学校側は伝統ある男女のダンスパーティーにレズビアンは認めないと2人の参加を許可しませんでした。さらに、学校側やPTAはレズビアンカップルをプロムに参加させないために、その年のプロム自体を中止にしてしまったのです。
この学校側の対応がメディアによって放送され、彼女たちの存在はアメリカ国内で大きな話題を呼びます。
果たして、彼女たちはどうようにして偏見や差別を乗り越えるのでしょうか。また、4人の大人たちの存在によって高校生たちはどのように変わっていくのか、また高校生たちに影響を受けて大人たちもどう変わっていくのか。
高校生にとって年に一度の一大イベントであるプロムは無事に開催されるのでしょうか。
2.わたし的評価
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構成:★★★★★
メッセージ性:★★★★★
英語の聞き取りやすさ:★★★★☆
音楽の良さ:★★★★★
ダンスの良さ:★★★★★
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3.感想
とても評価が高くなりました。正直、わたしの好みです。
こういう作品があるからわたしはミュージカルが好き。
こういう作品をもっとたくさんの人に見てもらいたい。
そう思える作品でした。
それと同時に見所が多すぎてお腹いっぱいになる作品でもありましたw
純粋な高校生たちのまっすぐな恋模様は見ていてとても心が洗われる気持ちになるのと同時に、レズビアンという壁を乗り越えるための苦悩に心が痛みます。
ただ、LGBTの悩みを前向きに乗り越えるために必要な存在が4人の大人たち。
この人たちは元々は、話題性のある人々の悩みを解決するためSNSでネタを探し、それを解決することで世の中に再び注目されて、もう一度スターになってやろう!という魂胆でエマの存在を知り、インディアナに渡ります。
この大人たちの私利私欲にまみれた行動や発言一つ一つが、とってもコミカル。
「元TONY賞受賞者のわたしが言ってるんだからスイートルームを用意できるわよね?」と田舎のビジネスホテルに押しかけたり。
スイートルームがそもそもないって言われてても、
「私はTONY賞を二つもとってるのよ?!」と、トロフィーをカバンから出す始末ww
それ以外にもこの4人のミュージカルなのではないかというくらい笑いをドカドカ持っていきます。
高校生のエマ達からしても、頼んでもいないのに大人4人が「あなたの悩みを解決するためにインディアナに来たのよ、あなたはもう大丈夫、私たちがついてるわ」
と、巻き込まれていきます。
しかし、純粋な子供たちの苦悩を前に少しずつ自分がどう苦悩を乗り越えてきたのか、人生で大切なものは何なのかを語り出します。
大人達もそれぞれの栄光の時代と苦悩の時代があり、自分らしく生きることに辛さを感じることも愛する幸せもどちらも生きていないと感じられないことなのだと諭していきます。
最後にはエマの相手役アリッサも勇気を出してお母さんにレズビアンであることを打ち明け、二人の絆は深まりハッピーエンドを迎えます。
こんなに純粋に涙が止まらない作品、年に1作品ぐらいかな。
笑って泣いて忙しかったですw
もう一度みたいです。
4.概要
〔劇場〕Longacre Theater(220 W 48th St)
〔公演日〕日〜水・金土(水・土・日は昼公演あり)
〔休演日〕月
〔公演終了日〕未定
〔主な出演者など〕
Caitlin Kinnunen/Beth Leavel
TONY賞の主演女優賞に2名もノミネートされています。
Brooks Ashmanskasは主演男優賞ノミネート。
個人的にこのブルックスさん、最高でした。
〔チケット〕:TKTSにて購入
〔価格〕$97.5
〔シート〕Orchestra 忘れちゃったのですがかなりの良席でした
アーツアカデミー研修生「劇場を創る、という仕事」
少し前の話になりますが、プロデューサー職につくために1月以降動いていたことを紹介します。
昨年度の募集要項を見て存在は知っていた東京芸術劇場が主催している、アーツアカデミーの研修生。こちらに応募しました。
結論から言うと二次面接で落ちてしまったのですが、今後劇場でのお仕事を希望する人が見てくださることもあるかと思い・・・・ブログに書き残したいと思います。
こちらの内容はまさに私のためにあるようだと感じ、応募を即決しましたw
簡単にいうと劇場に関わるお仕事に就く人を育てるための研修。
学生や、社会人経験者もその対象です。
私の志望するプロデューサーもそうですが劇場でのお仕事を志望する方や、障害者アーツ・地方創生・福祉サービスでのアートに関わりたい方も対象となっています。
研修コースはHPにある通り、通年(10ヶ月)と半期(3ヶ月)の2コースに分かれます。
この研修生を受けるために、この研修生制度を取り入れた背景や詳細を教えてくれる説明会が開かれます。2019年は2月11日、そして募集期間は2019年1月25日〜2月20日でした。
背景
一次審査で課題にもなっている劇場法に基づいて、
劇場や音楽を活性化することにより、心豊かな国民生活および活力ある地域社会への貢献をすることを目的として、この研修制度はできています。
東京芸術劇場も公共劇場であり文化庁から委託されてこの研修制度を行なっている状態です。
説明会で聞いたこと
そのようなミッションを抱えつつも業界はまだまだ未熟であること、技術を伝えて後継者を育て、働きやすい環境を提供するというところには程遠いことに課題感を持ち、業界で働きたい人をしっかりサポートし、就職支援を行うことをこの研修制度で行なっています。
つまり、かなりの確率で業界に入りたい人を研修生にし、劇場運営や公演の裏側についたり、座学で学び、就職してもらい業界で働く人たちを増やすことがミッションなのです。
また通年・半期限らず採用は合計5名程度、例年でいうと応募者は30名程度なので1/6の倍率です。
一次審査
以下引用ですが、①〜⑥の書類の用意が必要です。
①所定の「
」(87.9KB)②所定の「
」(139KB)③所定の「
」(73.5KB)④
(101KB)
1600字以内、指定の様式による。
課題:「劇場法と公共劇場の役割について」⑤
(76.8KB)
公共劇場等勤務先から本研修に派遣される場合は、所定の推薦書を提出してください。⑥返信用封筒
定型封筒(長3)に82円切手を貼付し、住所・氏名・郵便番号を明記してください。
そしてこれ、論文以外すべて手書きですw
結構な量ありました。そしてこんなに文字を書いたのは久しぶりで何度も書き直すと手の力がおかしくなりそうでしたwww
劇場法というものがあるのも初めて知りました。
この劇場法とは、文化庁が管轄している「劇場、音楽堂等の活性化に関する法律」のことです。
こちらは合格を頂きました。書類で、二次審査の場所と時間のみ記載してあります。
二次審査
何を聞かれるのかわからずに臨んだので、送った書類の内容を主に頭に入れて挑みました。
二次審査の部屋に入って驚いたのが、審査官が6〜7名ほど座っています。
おそらくこのプロジェクトを任されている各担当部門の代表者です。(例:演出家、プロデューサー、劇場運営、振付家、NPOの何か・・・など)
そしてその前にポツンと椅子を置かれ、質問されるのです。
・志望動機
・なりたい職種、その理由
・好きな演出家
・好きな振り付け家
・好きな作品
・公共劇場ではどこが好きか
・(NYのブロードウェイミュージカルが好きだと言ったため)NYでの公共劇場で好きな劇場はあるか
など。
・・・・どうですかw
私はとても偏りを感じました。
私は正直、舞台芸術を見るときに「公共」か「民間か」で判断したことはありませんでした。良いと思った舞台を観に行く、それが動機です。
ただ、やはり公共でこの劇場法に基づいて活動している方々は、そのミッションの元にプライドを持って政策を打たれていて、「公共だから」できること、に力を入れているように感じます。
私は正直審査を受けるまでここまで「公共」であることに重きを置いていると思って望んでいませんでした。
なので正直審査官からしても私からしても話がかみ合いませんでしたw手応え0%です。
そして研修生を募集するための面接でここまで細かいことを聞いてくるのかと驚いたのも正直なところです。
ということで完敗しましたが、友達に話すと
「12年も民間の会社でベンチャーからやってきた人が公共なんて合うわけないじゃん😂」といわれ、謎に納得。
まぁ縁がなかったということですね。そしてもっと良い縁が今後あるよってことだと思い、納得しました。
ただこの施策自体はある意味劇場で働く上での課題にミートしていると思うので、もっと大人数を育てられるように大きくしていってほしいと思いました。
あと、あまり公共公共いうのではなくまずは劇場としてのあり方を考えてその上で民間ともうまく手を取り合ってやっていく方法を考えてもらいたいですね。
TONY賞のチケットが買えた!!!
私のNYC生活も折り返し地点に来ています。
6月11日にNYを発つのですが、なぜその日程にしたのか。
それは、年に一度のブロードウェイミュージカルの祭典、TONY賞が6月9日(日)に行われるからです。
そして、そのTONY賞のチケットは一部一般発売をされていることを知って
私の夢の一つにTONY賞を見にいくこと、が追加されていたのでした。毎年WOWOWが独占放映権を持っていて、友達の家に集まってテレビにかじりついています。
毎年司会者がオープニングを盛り上げてくれ、そのネタの中にノミネートされた作品が小出しに紹介されてます。
私はこのニールパトリックハリスの年のオープニングが大好き。
Neil Patrick Harris' 2011 Tony Awards Opening Number
会社員時代はGWに旅行をするため1ヶ月後にまた海外に行くようなことはなかなか難しく断念してきました。
逆にいうと今年しかチャンスがないかもしれない!!とも思っていました。
TONY賞とは?
トニー賞はアメリカの演劇界で最も権威ある賞と見なされており、映画界のアカデミー賞、音楽業界のグラミー賞、テレビ業界のエミー賞、文学・戯曲におけるピューリッツァー賞と肩を並べる存在となっている。
トニー賞には、26部門といくつかの特別賞がある。1947年に11部門で始まってから、賞の名称と数は長年に渡って変化している。
ミュージカルと演劇の2つに分かれ、主なところでいうと作品賞・主演男優賞・主演女優賞は一番の見どころです。
その他助演や照明、振り付け、音楽、衣装など様々な賞があります。
そして発表する合間にノミネートに上がったその年対象のミュージカルから1〜2曲パフォーマンスがあるのです。
テレビて見ていても1階席の前方に座っているのは名だたる大女優・俳優たち。そんな人たちと同じ空気を吸うなんてそれだけでも貴重な体験になるでしょうw
TONY賞HP
Tickets | The American Theatre Wing's Tony Awards®
すでに購入ができるページになっていますが、4月頭くらいまでは、このページを見ても詳細情報は4/30に更新します、とだけ書かれていました。
ノミネートの発表
2019年4月30日 8:30に、今年のTONY賞のノミネートが発表されました。
候補の発表ですね。
ちなみにこれが発表されると、一気にチケットの売れ行きが変わります。みんなノミネートされた作品を見にいくのです。
チケットの発売開始
発表が終わった後の9:00に上記HPは更新され、チケット発売URLが表示されるようになりました。
最初はなかなかアクセスが集中しており席を選ぶページへたどり着きませんでした。
また、たどり着いても、空いている席がどこが良いかなぁと見ているうちに他の人に取られてしまい再度待ちになったりもしました。
座種と金額
会場が異なれば変わってくると思いますがほぼ毎年行われているRADIO CITY MUSIC HALLの場合。
3階席:731ドル
4階席: 531ドル
さらに手数料が入ってきます。
私は4階席を取ったのに、合計で635ドルしました。(たっか・・・)
RADIO CITYは5933席もある超巨大なホールなので、きっと4階席から見たら点なんでしょうね。。。
事前に用意しておくこと
まず事前に、どちらの値段の席を買うのか決めておいたほうがいいです。
そして連番で買うにはいい席がなくなりやすいので複数人で行くときは
どういう席の配置で取るのかを決めておきましょう。
またTicketmasterのアカウントが必要なので事前に作っておいてください。
カード決済になるので、高額支払いができるカードも用意しておいてくださいね!
2枚で10万円超えますよwwww
ということで!!!
私の次の悩みは、服装ですね。
日本人としては和装で行きたいところですがレンタル高いのかな・・・
色々調べてみます。
最高のNYの締めくくりができそうなので、NY生活後半戦、さらにスピードアップしてチャレンジしていきたいと思います!!!
<観劇レポ⑧>FROZEN
ディズニーの作品の中でも全世界で10億ドル越えの大ヒットをした「FROZEN(アナと雪の女王)」のミュージカル化。
ファミリー向けミュージカルはライオンキング・アラジンに次いで3作品目で全てディズニーです。さすがですね。
オラフはパペット(人形)で出てきていて、女性が演じていたのも新しかったです。
さて、わたしの評価は・・・・
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- STORY
- わたし的評価
- 感想
- 概要
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1.STORY
映画、アナと雪の女王と同じです。知っている方はスルーしてください
ある王国で生まれ育った王家の美しい姉妹、姉のエルサと妹アナ。
姉エルサは、触れるものを凍らせる特別な魔法の力を生まれ持ち、
大好きな妹アナのために雪の造形を作ってあげたりと、2人は仲の良い姉妹で有名でした。
ある日、姉エルサは誤って妹のアナに魔法を当て意識不明の状態にさせてしまいます。
2人の両親は、森に住むトロールたちに救いを乞い、アナは一命を取り留めましたが、自分の力によって妹アナを傷つけてしまったエルサは、心を閉ざし部屋に閉じこもるようになります。
そして次第に強力になる自分の魔力に恐怖を持ち、妹アナや両親をも含め誰とも触れ合わず自分を抑えて生きるようになります。
一方アナは、仲良しだったはずの姉が突然自分を避けるようになった理由もわからぬまま、閉ざされた城の中で寂しく成長します。
成人したエルサは女王として即位することになり、何十年かぶりに城を開放して戴冠式を開催する事になりました。
アナは13年ぶりに外界と接触できる特別な1日に新たな出会いを夢見ていたところを、招待客のうちの一人である隣国の王子ハンスと出会って恋に落ち、その日のうちに結婚の約束までしてしまいます。
そのことを知ったエルサはあまりにも早すぎる展開に2人の結婚に反対し、姉妹は口論になり、エルサは思わず人々の前で魔法を暴発させてしまいます。
自分の力を民衆に知られ、怪物呼ばわりされたエルサは王国から逃亡を決意、お城から遠く離れたノースマウンテンという山の中にたどり着きます。エルサは、そこに魔法の氷の城を建て、自分を抑えつけるのをやめて独りで生きていく決意をします。
妹アナは、姉エルサを連れ戻すため1人で旅に出ます。そこで道中で出会った山男クリストフ、彼の相棒でトナカイのスヴェン、そして魔法の雪だるまオラフとともにノースマウンテンへ向かいます。
やっとのおもいで、山奥にある氷の城でエルサを見つけるが、心を失ったエルサにはアナの声は届かず、エルサは再び自分の魔力がアナを傷つけることを恐れて彼女を拒絶します。
魔法で昔の心を失ったエルサを、アナは必死で取り戻そうとするが…。
2.わたし的評価
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構成:★★☆☆☆
メッセージ性:★★☆☆☆
英語の聞き取りやすさ:★★★★☆
音楽の良さ:★★★☆☆
ダンスの良さ:★★★☆☆
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3.感想
作品自体は知っているため、見ていて何が起こっているのか、ストンと入ってくるのは良いですね。プロジェクションマッピングを使った雪の演出も豪華だったし、映画曲がしっかり使われてるので「生まれて初めて」や「Let It Go」などが楽しめます。
ただ、正直なところFROZENの人気にかまけてミュージカル適当に作っちゃダメよwっていうのが感想。
間延び感が大きく、見ていて疲れるシーンがちょこちょこ。
特に2幕の頭のサウナのシーンで1曲使うのですが、長くて何これ・・・状態w
これ、いる?!みたいなw
最後(ディズニーの好きな)真実の愛によってアナの凍った体が元に戻る、という大事なクライマックスシーンの表現は学芸会みたいでした・・・。
照明とか・・・もう少し工夫できたでしょ。。。デジタル照明使いまくってLet It Go盛り上げてるんだから、ラストまで頑張ってよ。。。。って感じ。
そのほかもアナとクリストフの恋愛事情も全然途中伝わってこないまま最後だけ謎に結ばれる、という印象。
もう何が何だかです。。。
これはもう見ないな・・・。
ただ、この日はイースター。日曜日15時の回だったので子供達がエルサやアナのコスチュームを着て劇場に来ていました。
可愛すぎる。
作品の評価としては高くないのですが、やはり子供の頃から劇場にウキウキしながら足を運ぶという経験はとってもとっても大事だと思います。
子供達が大好きなエルサやアナを見て楽しんだのであれば、そういった興業として、○なのかな、とも思いました。
ファミリー向けですね完全にwww大人が質を求めていくものではなかった、ってだけです。
4.概要
〔劇場〕St.James Theater(246 W 44nd St)
〔公演日〕日〜水・金土(水・土・日は昼公演あり)
〔休演日〕月
〔公演終了日〕未定
〔主な出演者など〕すでにキャストはオリジナルではなくなっています。
〔チケット〕:TodayTixにて購入
〔価格〕92.5$
〔シート〕Orchestra K15
<観劇レポ⑦>Be more chill
オフブロードウェイで人気が爆発し、千秋楽を迎えた1ヶ月後にはオンブロードウェイでの上演が発表された今年注目の人気作、Be more chillを観てきました。
エネルギッシュな役者さんたちのパワーで会場は笑いの渦に飲み込まれてました‼️
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- STORY
- わたし的評価
- 感想
- 概要
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1.STORY
舞台はニュージャージー州のとある高校。
この高校に通う主人公ジェレミーは、母親が家出をし父親と2人で暮らすという家庭環境から、人と接すること苦手で引っ込み思案な性格ですが、そんな彼にも密かに想いを寄せる人気者のクリスティンという女の子がいました。もちろん引っ込み思案のジェレミーは、想いを伝えるどころか話しかけることもできず、どうしたら彼女に近づけるのかひとり悩んでいました。
そんなある日、学校のいじめっ子がジェレミーに、日本で開発された「SQUIP(Super Quantum Unit Intel Processor)」という薬を飲めば、大好きなクリスティンに近づくことができると薬を勧めます。この薬を炭酸飲料水マウンテンデュー・グリーンと一緒に飲めば、カプセルの中に入っている小型スーパーコンピューターが脳を刺激して、自分でも考えれないような大胆な行動ができる、言い換えれば、今までの引っ込み思案な自分から脱出して、男女関係なく学校の”人気者”になれるということだったのです。最初は得体の知れない物体に疑っていたジェレミーですが、いじめっ子からの説明を聞くうちに次第と薬に興味を持ち始め、最終的には薬を購入することにしました。
早速薬を飲んだ次の日、今までの引っ込み思案のジェレミーが嘘だったかのように、明るく元気で誰とでも仲良く話す正反対の性格へと早変わりしたのです。そんな学校で注目される人物となり、男女からも人気がでてきたジェレミーは、次第に思考回路や行動がSQUIPに乗っ取られていき、人生が空回りし始めていくのでした..。
2.わたし的評価
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ストーリー構成:★★★★★
メッセージ性:★★★☆☆
英語の聞き取りやすさ:★★★☆☆
音楽の良さ:★★★☆☆
ダンスの良さ:★★★★☆
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3.感想
過去に50作品ほどブロードウェイミュージカルを観てきましたが今までいちばんぶっ飛んだミュージカルの最高傑作だと思いましたw
あらすじを読んでいただくとなんとなく、「ふむふむ、そういう話もありそうね」くらいな感じなのですが、例えば主人公のジェレミーが恋するクリスティン。
学校の中の一番可愛い女の子といけてない引っ込み思案の主人公の恋が成功する話なのかと思ってたのですが、クリスティンのキャラの濃いことww
表情、表現力、存在感ひっくるめてもはやコメディアンの領域です。
好きな人、この人なんだーーーwwwwっていう意外性。話が変わればこのクリスティンも周りに馴染めないキャラになり得るほど独特ですw
分かりやすく言うと、全力でパフォーマンスしている渡辺直美に恋してるような感じ、でしょうか。
そして、SQUIPという薬を飲んだ後にジェレミーを操っていく手法。
ジェレミーが一人二役を演じる風に表現するのかと思いきや、SQUIPによりジェレミーを操る(他の人にはみえない)悪役が存在します。SQUIPの精みたいな役笑
またこの悪役がイケメンでカッコつけで登場するごとに少しずつ衣装やヘアセットが変わっていて天井から出てきたりして、無駄にヒーロー風な雰囲気をまとっているのもツボ。
これは1幕ラストの曲なのですが、白い衣装をきているのがSQUIP役です。無駄にかっこいい。
一見、三流コメディな設定なところ、これを見事にやりきっていて三流ネタが一流以上の底力を見せた作品に仕上がっている、という印象でしょうか。
それはやはり作品の構成と、役者の一人一人のスキルの高さが目立っていました。全員キャラが濃かったです。もちろんジェレミー・クリスティン・SQUIPが3トップですけどねw
出演者は多くないので、役名付きの役者さんがいろんなシーンでアンサンブルをこなします。
オフブロードウェイ上がりならではの工夫でしょうか。
ちなみにSQUIPは日本製という設定なので、歌詞の中に「Made in Japan」という歌詞がよく出てきます。
日本のイメージって・・・・どう捉えてるんだろうw
私からしたらこういう薬は北朝鮮とかフィリピンとかで作られてそうですがw
音楽は少しテクノっぽい音楽を入れて、ダンスもPerfumeの軽い版みたいな振りが入ってます。ブロードウェイではあまり観ない感じでした。Perfumeを知ってる日本人からするともっと振り切っちゃってもいいんじゃないかとも思いました。
4.概要
〔劇場〕 Lyceum Theater(149 W 45nd St)
〔公演日〕日〜水・金土(水・土は昼公演あり)
〔休演日〕月
〔公演終了日〕未定
〔主な出演者など〕
主演のWill Rolandは、Dear Even Hansenのオリジナルキャストをしており、2年前にその作品で見ていました!
〔チケット〕:TKTSにて50%OFF
〔価格〕89.50$+3$(手数料)=92.5$
〔シート〕Orchestra B112
きっとTONY賞のノミネートもたくさん入ってくるでしょうね。
作品賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、演出、照明、音楽、コレオ、あたり。
楽しみです❤️
ニューヨークの波に慣れてきた。
NYにきてちょうど4週間が経ちました。
念願のNYに着いてミュージカル三昧で浮き足立っていた1週目。
学校に通い始めた2週目。
やっぱり友達欲しいなと思い、謎の焦りを感じ始めた3週目。
インターンが始まっていきなりイベントの運営をすることになった4週目。
全て鮮明に覚えています。
3週目までは、周りの人たちが私よりも早く歩いているように感じていました。
どんどん追い抜かれて行く感覚です。
それに少し疲れていました。
ただ、インターンが始まってから一気に私の歩くスピードが上がったのを感じています。
比喩ではなく本当に私今めちゃくちゃ早歩きになっているのに驚くときがあるんですw
これがニューヨークの時の流れなのか・・・と感じています。
ちなみに夜はぐったりで毎日8時間弱寝てます。
私がインターンをしている会社は、 Jforwardという会社で日本人がもっと海外に出て欲しいというコンセプトから多岐にわたる事業を運営しています。
その中の一つであるJAPAN Fes.というイベント事業に関わっています。
インターンを始めた週の週末にラーメンコンテストという大きなイベントがあり、それの運営に早速関わってきました。
ベンチャーなのでこれまでの仕事のように資料が整っているわけでも人手が足りているわけでもなく、とにかく手探りの中パッションと経験とそれぞれのノウハウで直進しているような感じです。
着いて行くのに必死、自分ができることを探すのに必死、とにかく必死な1週間でした。
今の環境はまだ私も手探りなところがあるのでそう感じることもあるのかもしれないですが、
明日何が起こるのかわからないという毎日を過ごしています。
こんなこと、無いですよねwww
でも本当なんです。
来週の私が何をしているのか、
来月の私が何をしているのか、
想像をしたところできっと違う形になっているのでしょう。
本当にExcitingな毎日です。
今日も会社に行ったら社長にGoogleに知り合いがいるからランチしに行こう!!って言われて、なんとGoogleのニューヨーク支店に行ってきました笑
もちろん感動的でした。
もはやテーマパークのような社内に随時驚きっぱなし。
NYを一望できるテラスも最高でした。
さらにGoogleの中に日本文化を愛する人たちのクラブがあるらしく、今度そこに顔を出すことになりました。
・・・・ね、意味わかんないでしょ笑
社長:日本を好きでいてくれる人たちがいるなら俺たち交流するよ!行ってもいいでしょ??
Googleの友人:Yes, you can
で、決まってくんです。
もちろん仕事関係ないです。
そこできっと私は日本好きのGoogle社員にたくさん出会うんでしょう。
私が出会った人が、私にたくさんチャンスや経験をくれているので私は仕事で返すしかないと思い必死に食らいついてるつもりです。
エンタメに関してもまだここには書けないですが、少しチャンスをいただきかけています。
不思議と、日本からの連絡もいただいていて、帰ってからのお仕事も進むかもしれません。
4週間経ち、最初は溺れそうだったニューヨークのスピード感に慣れてきて
少し波に乗れてきているような気がしています。
これがまだ第1章だとしたらこれから山谷あるんでしょうねwwww
どんとこい、という気持ちで迎え討とうと思います。
そんな感じ。
5週間目、はじまります。
3ヶ月のニューヨーク滞在に持ってきて良かったもの
3ヶ月も海外に行くことがなかったので、荷物は相当悩みました。
無駄遣いをなくすためにも食事は自分で作ることを想定していたので、特に食品は迷ったところです。
今回3月20日〜6月11日の滞在になるため季節も変わります。
この時期にNYに渡航する方向けになるかもしれないですが
特に持ってきて良かったものをピックアップしてまとめます。
持ってきて良かったもの
・フェイスパック(30枚入りのもの)
ニューヨークは本当に乾燥していて、ほこりっぽいです。
最初時差ぼけ不眠が続いたのもあり肌はボロボロ。
日本で使っていて安心なフェイスパックはオススメです。
もちろんこだわりがない方は現地でも購入可能です。
・お箸
これは自分用と、あと、お土産用にも最適。
私はairbnbを使ったのでホストファミリーとなるかたにプレゼント。
ダイソーで100円で買ったものでもしっかりしています。
また、もちろんホストファミリーが日本人ではなければお家にお箸はないので和食を作る方はお箸持参した方がいいです。
・水筒&ティーバッグ
毎日ペットボトルのお水を買うなんて無駄!
私はこのサーモスと、大量のお茶を持ってきました。
お茶はこちらがおすすめ。100包入ってたら3ヶ月持ちますw
学校のクラスメイトもみんな水筒持ってましたよ!必需品です。
・筆記用具一通り。
特に学校に行く方は助かるので揃えたほうがいいです。
3色ペン・ネームペン・ハサミ・のり・シャーペン・消しゴム・ホッチキス・ノート・クリアファイル数種・クリップ少々。
アメリカで買うと日本製品の質の高さが驚くほどわかるそうです。
それを聞いて私は全て持ってきています。はさみやホッチキスもあるととても助かります。
・スカーフ
朝と夜は涼しく昼は暑い、ということが多いので一枚あると大変助かります。
4月ごろは特によく使っていました。
・リュックサック
学校に行く方、仕事をする方、荷物はトートバックではなくリュックサックがおすすめです。私はこれを毎日背負って移動しまくってます。
・パスポートのコピー
こっちはスーパーでお酒を買う時、ネットでチケットを買って現地で受け取る時、バーに入る時、などIDチェックが必要な場面が非常に多いです。
いつ必要かわからないのにパスポートを持ち歩くのは心配なのでお財布にコピーを入れてます。
今のところそれでNGを食らったことはないのでこれは必ず用意した方が良いです!
ちなみに日本の運転免許証は生年月日が昭和平成で書いてあるのでこっちの人はわからないです。
・日本食調味料
日本食スーパーはありますが大体2〜3倍の値段します。結局買いに行っちゃうんですが、可能な限り持ち込んだほうがお金のセーブになります。
乾物は日持ちもするのでたくさん持ってきて正解。あとたらこスパの素とか。
日本ではレトルト食べないのに、美味しくて感動!w
私はお出汁、醤油、みりん、酒、玉ねぎスープの素、うどん、乾燥わかめ 等持ってきました。
・歯ブラシ
こっちの歯ブラシは巨大です。平気な人は良いですが日本の歯ブラシの倍くらいのブラシで見るからに痛そう。。
わたしは予備で二つ持って来ました。
・折りたたみ傘
NYは天気が変わりやすい☂️🌤
持ち運び用があると便利です🌂風が強いので、あまり骨が弱いものじゃないほうがいいです。
私の折り畳み傘、使いすぎてボロボロです。
・持ち運び用携帯充電器
地図を見るためにGoogle mapを開いたり、写真や動画を撮ったり・・・。携帯の電池がなくなることが多いです。
また観光地が多いので1日外にいるということも。ぜひ途中でチャージできるように充電器持ってきてください。
・サングラス、日焼け止め
5月中旬から日差しが強く、日も長いためお天気の日は必須です。
私はさらにキャップを買い足しました。
・服
これ、そうですよねぇって感じなのですが、下着含め服に悩んでいます。
サイズが合わないんです。158センチ弱の私だと、XSを探し回り、見つけたとしても腰回りが合わなかったりします。
下着も昔NYに来た時にパンツをごっそり忘れたことがあって笑、一番小さいサイズをまとめ買いしたのですが、なんとそれも少し大きくて。
体が大きくない人は多めに服を持っていくほうが無難です。
・パソコン
私はインターンするから必須ですが、さすがに3ヶ月いるなら持ってきますよねw
一応。
こんな感じでしょうか。
また思いついたら書き足します。
結局色々考えても買い足すものは増えています。
帰り、荷物が運べるか、、、、不安でなりません。