34歳女子夢追い日記。

自分の道をえらぶ。30代でキャリアチェンジ。リスタートを切ったばかりの私のまいにち。

<観劇レポ①>The Band's Visit

2018年のTONY賞を総なめにしたと言っても過言ではない、The Band's Visitを観てきました!

なんと2019年4月7日にクローズしてしまうそうで、それを知ったからにはいち早く見に行かなくては!と思い、映えある第一号ミュージカルに選定しました!

 

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  1. 概要
  2. STORY
  3. わたし的評価
  4. 感想

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1.概要

〔劇場〕Ethel Barrymore Theater(243 W 47th St, New York, NY 10036

〔公演日〕火〜日(日・水・土は昼公演あり)

〔休演日〕月

〔公演終了日〕2019年4月7日

〔受賞など〕2018年のトニー賞では、合計11部門でノミネート、ミュージカル作品賞を含める9部門で受賞。

さらにミュージカル主演男優賞(トゥフィーク役のTony Shalhoub)と、ミュージカル主演女優賞(ディナ役のKatrina Lenk)の同時受賞を果たした2018年の最注目作品!

〔チケット〕:TKTSにて当日50%OFFで出ていました。

〔価格〕85.5$+6$(手数料)=91.5$

〔シート〕Orchestra seat J 111

〔キャスト〕

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2.STORY

舞台は1996年のイスラエルの空港。

エジプトからきた8人の警察音楽隊は、アラブ文化センターで演奏するためこの土地にやってきましたが、何時間立っても空港に迎えはきません。そこで、誇り高い団長トゥフィークは、英語が優れていた若い団員カーレドに目的地「ペタク・チクヴァ(Petah Tikva)」行きのバスチケットを購入させますが、アラブ人は”P”を発音せず、代わりに”B”の発音へ置き換えるため、カーレドと窓口係員の中東の発音の違いから、音楽隊が乗ったバスは目的地とは遠く離れた「ベイト・ハティクヴァ(Beit Hatikva)」というホテルすらない辺境の街に到着してしまいます。

 

途方に暮れていた音楽隊は小さいなカフェを見つけ、休憩することに。そこでカフェのオーナーであるディナという女性に出会います。彼女は翌日までバスがないことを音楽隊に伝え、食事を提供し、自分の家と常連客イツィクの家と店に寝泊りしているパピの部屋に分散して泊まるように団長に勧めました。団長は最初は留まるも、ディナが独身であったためしぶしぶ受け入れることにしました。

 

団長とディナは街に出かけ、食堂や外のベンチで音楽について語り合い、心を許しあった2人は長年1人で悩んでいた悩みをお互いに打ち明けます。団長は自分の妻と息子が亡くなったことは自分のせいだったと話し始めます。

夜通し語り合った2人に訪れた翌朝、ついにディナと音楽隊の別れの時がやってきました…。

 

3.わたし的評価

・・・第一号なので、基準がまだあれですが・・・私の私見での評価はこんな感じです。

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メッセージ性:★★★☆☆

英語の聞き取りやすさ:★★★★☆

音楽の良さ:★★★★☆

ダンスの良さ:★☆☆☆☆

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4.感想

メッセージはとてもシンプルで、わたしが受け取ったのは、稀なる出会いから知る他人の人生や価値観に触れ少し日常と異なる時間を過ごした人たちのものがたり

 

奇跡的な出会い、というほどストーリーが派手に描かれているのではなく

あくまで日常に現れた他人との時間。という感じ。

 今上演しているCome From Awayも同じようなメッセージ性のあるミュージカルですが、もっと緊迫感やスピード感、Show要素も強いように感じます。

 

本作品ではたった一晩音楽隊の人たちが町に宿泊をする、その24時間にも満たない時間を丁寧に描いています。

派手なダンスパフォーマンスがあるわけでもなく、大勢のコーラスが入った”ここが見どころです!!!”的なシーンもない。

全員で歌ってるのは後半一曲だけじゃなかったかな。

 

エジプトの音楽隊がイスラエルに来る、という設定なので音楽はアラビアンな感じで、音楽隊の役の人たちは舞台上で何曲も音楽を披露します。

歌が良かった!という音楽評価ではなく、音楽がそのミュージカルの世界観を十分に作っていた、という意味で音楽評価を高くしています。

 

また、ダンス評価に関しては、派手なダンスシーンがないので評価しようがなく低い、ということで悪い、ということではないです。

 

休憩がなく約1時間45分、ただ流れる時間とともにストーリーを追いかける感じなのですが不思議と飽きないのは世界観の作り込みのおかげでしょうか。

ここが良かった!みたいな感動シーンがあるわけではないのですが一つ一つの会話のやり取りやキャラクターのことを覚えてるんです。

 

不思議な感覚。

 

観ていて心地よいミュージカル、という印象を持ちました。

誰にでも訪れるその時限りの人との出会いでふと何かを学んだり、ふと自分をさらけ出したりできることってありませんか??

 

わたしは知らない人だからこそ素直に話してしまう感覚はなんとなく分かるなぁと思って観ていました。

色々自分のこと知ってる人には逆に話せないこともありますよね笑

 

とっても暖かなミュージカルでした。

 

・・・ただ!!!

TONY賞を総なめにするほどのインパクトがあるのかというとそうでもなかった気がするので

昨年の作品はあまりTONY賞に見合う新作がなかったということでしょうか・・・

 

また本作品は日本ではホリプロが版権を買っているようです。

このエジプト人イスラエルに来る、というシチュエーションを日本人が日本語でやった時にどんな表現になるのか。。。もはや怖いですがwwww

 

日本で作品を観ることができるかもしれないです。

TONY賞の時の動画はこちら。

www.youtube.com